通勤時間が長いことのデメリット&対処法を科学的根拠をもとにご紹介!

あなたの通勤時間はどれくらいですか?
長すぎる場合危険かもしれません。
今回はその危険性と対処法について科学的根拠をもとにご紹介いたします。
目次
通勤時間が長いことのデメリット
長時間通勤のデメリットは以下の通りです。
幸福度を下げる
1つ目のデメリットは、通勤時間が長くなるほど幸福度が下がるということです(1)。
この原因としては、電車通勤の場合、電車の中での混雑によるストレスがかかり、車で通勤している場合は、渋滞や安全性の低さによりストレスを感じるということが挙げられます。
また、余暇の時間、睡眠時間、社会活動の減少など人生の質を高めるために重要な活動の時間が減ることも幸福度を下げる要因です。
通勤時間が長くなってしまって、「最近幸せなことあったっけ…」などと感じている人は、後半でお伝えする対処法を実践してみてください!
睡眠時間が減る
通勤時間と、運動、食事、睡眠の各行動に費やす時間との関連性を調べた研究(2)では、通勤時間が1分増えると睡眠時間は0.2205分減ってしまうことが明らかになりました。
通勤時間によって、大切な睡眠時間が大きく減ってしまいます。
普段寝不足を感じている人は、通勤時間が長いことが問題かもしれません。
また、30分を超える車や公共交通機関での通勤は、日常のストレスの増加、活力の低下、睡眠の質の低下に関連していることがわかっています(3)。
日中活発に行動することで、夜にぐっすり眠れると以下の本でも言われていますので、通勤時間に時間を使うよりは何か活発に行動できる時間に変えた方が人生の質が向上しそうです。
運動する時間が減る
先ほどの研究(2)では、通勤時間が1分長くなると運動時間は0.0257分減少することが明らかになりました。
また、車や公共交通機関で通勤している人は座っていることが多いと思います。
座りすぎは肥満、糖尿病、心疾患、癌などの原因となり健康を害してしまう(4)ので、気をつけてください。
電車通勤の方は、極力座らないなどの工夫も有効であると考えられます。
大切な人と過ごす時間が少なくなる
通勤時間が長いほど、男性の場合は配偶者、子供、友人と過ごす時間が少なくなり、女性の場合は友人と過ごす時間が少なくなることがわかりました(1)。
幸せに一番重要なものは、「人間関係」である(5)と言われているくらいなので、まわりの人との関係が疎かになっている人は、通勤や家族と過ごす時間について見直してみてください。
以下の本は、残りの人生についてや大切な人と過ごす時間について考えるきっかけになる本ですので、ぜひ読んでみてください!
通勤時間が長いことに対する対処法
計画を立てる
ハーバードビジネススクールの報告によると、6週間月曜日の朝の通勤時間に1日や1週間の仕事の計画を立て、その計画が長期的な個人目標やキャリア目標の達成にどのように役立つかを考えたグループは、いつも通り通勤したグループよりも仕事の満足度が高まり、感情的な疲れも感じづらいことがわかりました(6)。
例えば、「1週間を生産的なものにするにはどんなことができるか?」を通勤時間に考えることで、ストレスなどが軽減するということです。
通勤時間は、家で過ごす余暇の時間と職場で働く時間との間にあります。どのように使うかはあなた次第です。
暇つぶしに使うのではなく、人生に有効な時間に置き換えていきましょう!
通勤時間を減らす
通勤時間を増やすことにあまりメリットはないので、どのように減らすかを考えることも重要だと思います。
車やバスで通勤している場合は、混み合う時間を避けて通勤する。
できる限り自宅で作業を行ってそもそも通勤をしないなどできる工夫はいくつかあると思います。
通勤時間を減らせないかどうか見直してみてください。
自転車や徒歩に切り替える
様々な通勤手段とストレスの影響を調べた研究では、徒歩や自転車で通勤している人が最もストレスが低く、車を運転して通勤している人が最もストレスが高いことがわかりました(1)。
また、自転車通勤をしている人は、他の方法で通勤している人に比べ、職場でエネルギーに満ち溢れており、時間も厳守する傾向がありました(7)。
電車を一駅前で降りて徒歩に切り替えたり、車で通勤するのではなく自転車に切り替えるなども検討してみると良いと思います。
通勤を楽しむ
通勤時間の問題を緩和するために、通勤中の体験の向上が提案されています(1)。
つまり、通勤中にストレスを溜めない工夫をするということです。
満員電車の中でストレスを溜めるのではなく、時間をずらして快適に通勤したり、通勤時間に暇つぶしをするのではなく、読書の時間や全力でゲームを楽しむ時間などに変えると良いです。
車で通勤している方は、好きな音楽を聞いたり、リスニングの勉強をしたり、通勤時間をずらして渋滞を避けるなどができると思います。
私は普段、電車とバスを利用するのですが、ずっと本を読んでいるので、その時間はリラックスタイムでもあり、新しい知識を得る時間にもなっています。
個人的には一番集中できる時間です。
みなさんも少しでも自分にとって意味のある通勤時間に変える工夫をしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
通勤時間を増やしてもあまりメリットはありません。
通勤時間が長いという方は、できるだけ有意義に過ごす工夫、通勤時間を減らす工夫をしましょう。
この記事を読んだあなたの通勤がより良いものになって少しでも幸せになりますように。