心配性の人必見!不安を感じることのメリット!どうしようもない不安に襲われた場合の対処法も解説します!

あなたは不安を感じやすいタイプでしょうか?
私はとても不安を感じやすいタイプです。でも、今では不安を感じるメリットを理解できていて、不安を感じるのも悪いものではないなぁと感じています。
今回は、不安を感じるメリットについてご紹介します。
目次
不安を感じるメリット
しっかりと準備をする
心配や不安は、将来起こりうるネガティブな出来事への努力と準備を促してくれます(1, 2)。
心配をしやすい人、不安になりやすい人は、問題が起こる前に予防でき、しっかりと努力ができるというメリットがあるということです。
不安を受け入れて起こりうる問題に対して、どう対処すべきか計画を立てましょう。
そうすれば、ポジティブ人間よりも成功に近づけるはずです!
ネガティブな感情を軽減でき、ポジティブな感情を増加させられる
事前に心配をしておくことによって、悪い出来事が起こっても予想の範囲内であったり、プラスの出来事が起きれば相対的にポジティブな気持ちが増大します(1)。
ネガティブな予想ができるということは、嫌な出来事が起こった時の気持ちの準備ができると解釈できます。
他の人が落ち込んでいる間に、「予想の範囲内」と考えられれば、冷静に物事を判断できますよね!
危険な行動を避けることができる
乳がんに対する心配を大きい人ほど検診を受診する確率が高いことが明らかになっています(3)。
また、喫煙への警告によって誘発された心配によって、喫煙を思いとどまらせる可能性があることが明らかになりました(4)。
このように危険な行動に対して不安を持ったり、心配することで、その行動を制限することができ、適切な行動ができると言えます。
危険な行動を回避することによって生き延びてきた祖先の脳が受け注がれているので、当然と言えば当然ですが、生き延びるためには必要な能力です。
不安や心配とともに長生きしていきましょう!
共感能力が高い
社交不安を感じている人はあまり不安を感じていない人に比べ、共感能力が高い傾向があることがわかりました(5)。
相手がどう思うか心配になるからこそ、相手の気持ちをよく理解しようと努められるようです。
不安を感じやすいというのはそれだけ相手のことを考えてあげられるということです。
まわりの人は、あなたのことを気遣える人、思いやりがある人と思っている可能性が高いと思います。
どうしようもない不安に襲われた時はどうする?
「わくわくしてきた!」と考えてみる
プレゼン直前にとても緊張してしまったら…テストや面接の直前に不安になってしまったら…考えただけでも困惑してしまいますよね…
適度な不安はモチベーションを上げてくれますが、大きな不安はパフォーマンスを下げることがわかっていますので、対処しないわけにはいきません。
よく言われているのが落ち着こうとすることですが、不安を押しつぶしたり、隠したりすることは難しいことは研究により明らかになっています(6)。
そこで、皆さんにやっていただきたいことは「今、わくわくしているなぁ…」と考えることです。
興奮と不安は、将来を予測した結果起こるということ心拍数が上がるような強い感情という点で似ています。
ですから、少し考え方を変えるだけでネガティブな「不安」からポジティブな「わくわく」に状況を変更することができます。
実際に行われた研究では、人前で歌を歌ったり、スピーチをしたり、数学のテストをすることにおいて、「私はわくわくしている」と言ったり考えたりしたグループは、何もしないグループや「私は落ち着いている」と考えたグループよりもパフォーマンスが高いことが明らかになりました(7)。
どうしようもない緊張や不安に襲われた時は、「わくわくしてきたぁ〜!」と考えるといつも通りのパフォーマンスが出せると思います。
ぜひ、やってみてください。
マインドフルネスを実践する
心配をすることの利点について解説している論文ではマインドフルネスをオススメしています(1)。
不安という感情を受け入れることがスタートです。
マインドフルネスを実践している人は、その感情から距離を置くことができ、「その感情が役に立つかどうか」で感情を利用したり、放置したりすることができます。
詳しくは以下の本を読んでみてください!絶対に幸せという概念や感情に関する考え方が変わると思います!
最後に
不安や心配にはメリットがちゃんとあります。
だからこそ、受け入れることが大事です。
私は「あなたの欠点は何ですか?」と面接で聞かれた時、「不安になりやすいことです。でも、不安を感じやすいのは私に準備をさせてくれる最高の性格です。」と答えました。
ずっと心配性の性格が嫌いでしたが、その性格は今では私の強みです。
皆さんもぜひ不安を自信に変えてみてください。この記事がそのきっかけになれば幸いです。
もっと深く考えたい方は、以下の本も読んでみてください!