人生や気分まで変える姿勢の効果とは?

なんだか今日は、やる気が起きない…何もしていないのに、なんとなくストレスが溜まってる…

そんな日はありませんか?

このような日が長く続くと、慢性的に気分が下がってしまって、やる気が起きないという負の連鎖に陥ってしまうかもしれません。

今回は、そんなすぐれない気分や人生を少しの意識で変えられる方法について、科学的根拠をもとにご紹介いたします!

科学的根拠

今回ご紹介する科学的根拠は、パワーポーズとホルモンの関係について調査した研究(1)からです。

実験

この研究では、42人の参加者を2つのグループに分け、一方には2種類のハイパワーポーズをそれぞれ1分間、一方にには2種類のローパワーポーズをそれぞれ1分間続けてもらいました

ハイパワーポーズとは、体が縮こまらず開いたポーズです。実験では、立っている状態で足を右足を少し前に踏み出し、胸を開いたポーズと、座った状態で手を頭の後ろに回し、足を机の上に乗せたポーズをしてもらいました。

ローパワポーズとは、体を丸め閉じたポーズです。実験では、立っている状態で足を組み、腕を組んだポーズと、座った状態で胸を閉じ背中を丸めたポーズをしてもらいました。

その後、男性ホルモンの1つであるテストステロンとストレスホルモンであるコルチゾールの量を調べました

結果

ハイパワーポーズをしたグループは、実験前よりもテストステロンの量が増加したのに対し、コルチゾールの量が低下しました。

反対に、ローパワポーズをしたグループは、実験前よりもテストステロンの量が減少したのに対し、コルチゾールの量が増加しました。

気分を変える姿勢

テストステロンは、やる気、筋肉量、記憶力のアップに効果があると言われています。また、精神を安定に保ったり、健康に過ごすのに必要なホルモンです。

反対に、コルチゾールは、免疫機能障害や高血圧など健康に悪影響を与えてしまいます

社会的権力のないグループは、権力のあるグループに比べ、コルチゾールの量が多く、ストレスに関連した疾患になりやすいと言われています。

仕事でうまくいったり、心も体も健康な人は、テストステロンの量が多く、コルチゾールの量が少ないということです。

この状態を可能にするのが、パワーポーズです。胸を開き、良い姿勢を1~2分維持するだけで、ホルモンレベルで体が良い状態に変わっていきます

逆に、いつも姿勢が悪い人は、その姿勢のせいで、ストレスを感じやすくなっているといっても過言ではありません。

スマホやパソコンをいじっている時、ひどい姿勢になっていませんか?

私の場合、なんだか今日はやる気がないと感じる時やストレスが溜まっているときは、決まって猫背になっています。姿勢を直すだけで、やる気が出てくることがほとんどです。集中力も高く、長い時間作業を行うことができている時は、無意識に姿勢が良い状態な気がします。

何か暗い気持ちになった時、物事がうまくいかないときは、自然と姿勢が悪くなっています。そんな時は、胸を開いて姿勢を正すことを意識してみてください

姿勢を正すだけで、心にとっても体にとっても良い状態を作ることができるなんて、お手軽だと思います。そして、姿勢を正せば、周りの人から見てもできる人間に見えますし一石二鳥ですよね。

参考文献

Carney DR, Cuddy AJ, Yap AJ. Power posing: brief nonverbal displays affect neuroendocrine levels and risk tolerance. Psychol Sci. 2010 Oct; 21(10):1363-8.

まとめ

気分や人生を変えるための姿勢についてご紹介しました。1~2分間の短い時間でも、胸を開き、背筋を伸ばす意識を持つことができれば、体も心も健康にすることができます

ぜひ、実践してみてください。この記事を読んだあなたが少しでも幸せになりますように。