幸せとは?幸せについて心理学的に解説!【PERMAモデル】

私たちは、「幸せ」という言葉をよく使いますが、「幸せ」って何なのでしょうか?「幸せ」ってすごく曖昧なものだと思います。

その時の気分で幸せは変化するし、「自分の幸せって何だろう?」って考えたりしてしまいますよね。

「家族が楽しく暮らしてればいい」、「充実した毎日を送りたい」

幸せには、色々な種類があると思いますが、それでもやっぱり何が幸せなのでしょうか?

幸せがわからない。今回は、そんなあなたのために心理学的な幸せの要素をご紹介します。

幸せとは?PARMAモデルを用いて解説

アメリカの心理学者マーティン・セリグマン(1998年にアメリカ心理学会会長に就任)は、PERMAモデル(1)という幸せの5つの要素を提唱しました。

  • positive emotion(ポジティブな感情)
  • engagement(何かに没頭すること)
  • relationship(人間関係)
  • meaning(人生の意味)
  • accomplishment(目標達成)

以下で、詳しく解説していきます。

positive emotion(ポジティブな感情)

ポジティブな感情とは、楽しい、嬉しいといった喜びや満足感を伴う感情です。

  • スポーツをしていて楽しい
  • お金を稼いだときに嬉しい
  • 誕生日を祝ってもらえて嬉しい

様々な場面でこのポジティブな感情を経験することができます。

今を生きると、過去の後悔や未来への不安を考えなくて済むという考えがありますが、その時の楽しい感情や嬉しいといった気持ちをしっかり感じられる時間は幸せと言えますね。

これは、幸せの大きな要素であると共感する人も多いでしょう。

engagement(何かに没頭すること)

2つめは、何かに没頭することです。よりハードルの高い言葉で言えば、フロー状態やゾーンに入るという言葉が会うかもしれません。

  • 部活に打ち込む
  • 趣味に没頭する
  • 仕事を頑張る

などがこの幸せに当てはまります。

何かを思いっきりやることってとっても幸せですよね。そして、思いっきりやったことほど、後で記憶に残っていたり、頑張ってよかったなと思うことも多いはずです

何も楽しいことがないというときは、趣味を作るということがとっても大切なんですね。

relationship(人間関係)

3つめは、他人からの気遣いや支え、組織での信頼度合いなどの周りの人との関係です。

  • 誕生日を祝ってくれる友達や何でも相談できる恋人、いつも見守ってくれる家族の存在がある
  • ボランティアで人のつながりを感じる

人間関係は、生きていて一番と言えるほど重要だと思います。

人間関係がうまくいかないと不安が増えたり、嫌な思いもするし、人間関係がうまくいっている人は羨ましく見えますよね。

人に親切な行動をすることも幸福度を上げる要素なので、人との繋がりはとても大切ですね。

meaning(人生の意味)

4つめは、人生の目標や人生の価値、自分の役割です。

  • 自分は家族の大黒柱として家族を支える
  • 子供の幸せを願う
  • 自分の仕事に責任を持つ
  • 困っている人が少しでも楽に暮らせるようなサービスを提供する

「何のために自分は生きているのか?」

「叶えたい夢はあるか?」

この質問に即答できる人は、まっすぐその夢を追いかけることができるので、幸せですよね。

これは、人それぞれですが、人生の意味や夢というものをもう一度見つめなおすことが幸せ探しにつながるのかもしれません。

accomplishment(目標達成)

最後は、物事を達成することです。

  • 頑張ってきた仕事の成果が出る
  • 自分のやってきたことが称えられて表彰される
  • 目標を達成する

達成感がないと物事は続かないですよね。

逆に、物事を1つやり切ると充実感があります

達成するだけではなく、前進することもこれには当てはまって、毎日やることを決めて目標に一歩一歩近づくだけでも幸せは感じられます

PERMAモデルは本当に幸せに関連するのか?科学的根拠をもとに考える

研究

今回ご紹介する科学的根拠は、PERMAモデルの有効性とPERMAモデルと他の幸せの関する尺度との関係について調べた研究(2)からです。

実験

この研究では、516人の男子生徒を対象にPERMAに関連するアンケートと人生の満足度、将来への希望、感謝、成長マインドセット、健康、行事への興味、ストレスのある出来事の経験に関するアンケートを取りました

結果

解析を行うと、以下のような相関関係が見られました。(参考文献から一部抜粋)

この研究では、男子学生へのアンケート項目がPERMAモデルに関連するかを調べたため、解析途中で人生の意味の項目は排除されました。人生の意味に関する項目は、人間関係に一部含まれています(I feel that my life has a purposeなど)。

幸せについて考えたときに、よくあげられる「人生の満足度」は、ポジティブな感情、人間関係、目標達成と有意な相関関係がありました

健康に関しては、ポジティブな感情と目標達成に相関がありました

ストレスのある出来事が多いことは、目標達成に逆に相関がありました。

PERMAモデルはどうなのか?

人生の満足度は、ポジティブな感情、人間関係、目標達成が要素になっていると言えるのかもしれません。

PERMAモデルは、人生の満足度に関連していること、ポジティブな感情はPERMAモデルに含まれていることから幸せの要素と言えます。

幸せはとても曖昧ですが、PERMAモデルのおかげで幸せの要素がわかり、明確なものになりました

PERMAモデルをもとに幸せになる方法を考える

これをもとに幸せになることを考えると、以下のようなことが挙げられます。

  • 楽しい出来事に積極的に参加する
  • 物事をポジティブに捉えられるようにポジティブな言葉を使う
  • 趣味や仕事にやりがいを持って没頭する
  • 親切な行動を1日1回する
  • 家族や友達を大切にする
  • 自分の夢や人生について考える
  • 毎日目標を立てて成長を感じる

私は、PERMAモデルを知って幸せについて考えたとき以上のことを実践しようと思いました。

あなたは、幸せになるために何を実践しますか?PERMAモデルを意識するとそれを考えやすくなります

参考文献

Seligman, M. E. (2012). Flourish: A visionary new understanding of happiness and well-being. Simon and Schuster.

Margaret L. Kern et al.. A multidimensional approach to measuring well-being in students: Application of the PERMA framework. J Posit Psychol. 2015 May 4;10(3):262-271.

まとめ

PERMAモデルでは、幸せの要素を以下の5つと定義しました。

  • positive emotion(ポジティブな感情)
  • engagement(何かに没頭すること)
  • relationship(人間関係)
  • meaning(人生の意味)
  • accomplishment(目標達成)

幸せというものが少し明確になったのではないでしょうか。この記事を読んで、幸せについて見つめ直せたら幸いです。この記事を読んだあなたが幸せになれますように。